2016年07月18日
『中心のある家』
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「自分の家は自分でつくる」
セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します!
建築家・阿部勤さんの著書『中心のある家』(復刊ドットコム 2,300円+税)を購入しました。
以前より購入したいと思っていたのですが、既に絶版本。
ネットの古書では確か8,000円~の金額がついていたので、ついつい買いそびれていました。
今回、再販されたのをたまたま書店で見かけ、念願かなって購入しました。
内容は写真と共に、塗り絵仕立てになっているのが特徴です。
コンクリートの2階建て住宅。
ほぼ正方形のプランで、中心に8畳ほどの正方形の居室を据え、それを取り巻くように外周部に壁が廻っています。
その求心性のある中心居室と開放的な周囲の居室が、更に外周部の屋外と結びついて、気持ちの良い関係性をつくり出しています。
スウェーデンの画家・カール・ラーションの言葉、「正しく古いものは、永遠に新しい」を引用され、まさにその言葉を体現しているすばらしい名作だと思います。
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2016年05月07日
『嫌われる勇気』
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GW期間中に『嫌われる勇気』(岸見一郎、古賀史建・著)を読み終えました。
ユーグレナの南雲社長がこの本を推薦していたので、気になって購入。
しばらく積ん読状態でしたが、隙間時間で少しづつ読み進めました。
アドラー心理学は馴染みが薄いものでしたが、「使用の心理学」と謳うだけあって、書かれている内容に実践性を感じました。
人生最大の嘘は、「いまを生きないこと」にはヒヤッとさせられました!
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2016年01月31日
小・少・軽・短・美
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先日、事務所内を整理していると、10年前の新聞の切り抜きが出てきました。
スズキ自動車の社長・鈴木修さんの記事です。
自動車業界で後発の存在として、「どこの国でもいいから1番になりたい」との思いから、インド市場に狙いを定めます。
大手企業なら、担当者に任せっぱなしするプレゼンを、社長自ら腕まくりで黒板に工場の図面を描き、熱っぽく説明。
インド政府調査団の興味を引き寄せ、パートナーシップを結ぶところまで漕ぎ着けます。
そう言えばsano-sanoの社用車もスズキの軽トラ・キャリーですし、静岡を代表する企業の社長さんの本を1冊読んでみよう…、と検索し、注文。
『俺は、中小企業のおやじ』 鈴木修・著 日本経済新聞社
現場や打ち合わせの隙間時間で、一気に通読しました。
本文から、気になった言葉を抜き書きします。
「小さく積んで、大を成す」
「トップダウン・イズ・コストダウン」
「会社のあるべき姿を描くと、現実から大きく乖離する。最小限、何を今為すべきかを考えていく。」
ブログタイトルの「小・少・軽・短・美」は、スズキの車づくりの基本方針。
また、コストダウンの要諦を表したものとされています。
製品・部品や設備なども含め、いかに小さく、少なく、軽く、短く、美しくするかが、コストダウンと燃費向上に繋がる、としています。
軽自動車市場に賭ける、スズキならではの戦略です。
しかしこれは、家づくりにも当てはまる事です。
私はあまりに大きな住宅を造ることを、積極的に奨めていません。
バランスの取れた、コンパクトで間取りに自由度があり、シンプルな住宅は、美しく、掃除なども楽で、環境負荷も小さい。
当然、コストダウンにも繋がります。
「働くことが楽しい。休んで遊びたいとか、趣味をしたいという気はまったくありません。」
ここまで言い切れるのが、とても羨ましいです☆
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2015年08月22日
『将棋の子』
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大崎善生さん著 『将棋の子』を読み終えました
プロ棋士の育成機関、奨励会のお話しです
そこには厳しい年齢制限と段位に基づく、生存競争があります
21歳までには初段、26歳までには四段に昇段しなければ、退会…
つまり、プロの棋士にはなれないという事です
本書では、主に羽生善治世代の奨励会退会者たちにスポットを当て、悲喜交々な物語が綴られています
プロ棋士になれるのは、ほんのひと握り
大多数の青年たちが、青春のすべての時間をかけた夢が叶わずして退会していきます
著者は、退会者たちの挫折後の非情な生活にばかり目を奪われていましたが、
ある時、退会者たちがそれでも将棋を心の拠り所にしている事に気付かされます
〝将棋は厳しくはなく、その本質は優しいものなのである。
将棋はそれをやるものに何かを与え続けるばかりで、決して何も奪うことはない〃
将棋はルールを知っている程度ですが、内容に惹き込まれ、一気に通読した1冊になりました
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2015年06月20日
読書 完走文
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仕事の相間に読み溜めた読書内容を、竹原ピストルさんを真似てまとめてみたいと思います。
①『ゼロ』 堀江 貴文・著
You Tubeで「平成26年度近畿大学卒業式」を見て、堀江さんの本を1冊ぐらい読んでみようか…と手に取りました。
人は「仕事が好きだから、没頭する」のではない。
「没頭したから、仕事が好きになった」のだ。
順番とプロセスがあるという事ですね。
私も、とにかく建築を沢山観に行ったから、建築が好きになったのだと思います。
②『トラオ 徳田虎雄 不随の病院王』 青木 理・著
堀江さんの本から派生して、 一気に読了です。
前半は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気の恐ろしさが書き記されています。
後半は、「年中無休、24時間オープン」を掲げ、離島・僻地医療を猪突猛進に推し進める、人間・徳田虎雄が描かれています。
医者の身でありながらALSになり、眼球の動きのみで病院経営の指示を出す。その、あくなき生への渇望。
「じんせいは いつまでも すりるが なくちや」
人物への好悪、賛否は必至でしょうが、それでも尚、読み応えのある1冊だと思います。
③『とんび』 重松 清・著
こちらも堀江さんお薦めから。
重松さんの本も読んでなかったので、Amazonで購入しました。
「とんびが鷹を生む」のことわざに重ねた、親子の物語。
いや、むしろ題名どおり、人情味溢れる父親、ヤスさんのお話しです。
長い時間かけて、ゆっくり読みました。
重松さんの文体が心地良かったです。
④『安藤忠雄の言葉』 佃 俊男・著
最後のこちらは、まぁ、カンフル剤みたいなものです。
「人生はスピードオーバーでちょうどいい」
...もうなんと言うか、安藤さんの言葉は、この一言でKOです。
完全に趣味のブログになりましたが、書き出してみて、少しリラックスできました。
内容的には、トラオさんの本がズシンときました。
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2015年03月22日
読書☆
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三浦しをん・著 『風が強く吹いている』 読了
長距離走に素人同然の大学生達が、箱根駅伝を目指すお話
ファンタジーの様な小説ですが、小説でしか描けないとも言えるのでしょうか…
一気に通読出来て、読み物として面白かったです☆
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2015年01月24日
売れているのが おいしい料理だ☆
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仕事の出先での昼食は、サイゼリヤで食べました!
正直、今まで2~3回ぐらいしか入ったことがありませんでしたが…
なぜ、わざわざ急に入ったかというと
この本を読んでいるからです!
『おいしいから売れるのではない 売れているのが おいしい料理だ』
正垣 泰彦・著
正垣さんはサイゼヤの創業者、理系社長でもあります
「売り上げが増えなくても、無駄を無くして、経費を削れば利益は増える」
「大商圏向きと小商圏向きの味は異なる」
「トータルコストで考える」
「おいしいかどうかはお客様が決める」
以前、テレビに出ていた正垣さんが、「社長室は無駄だから無い、お茶も自宅から水筒を持参して飲んでいる…」と話されていたのが、とても印象に残っています
立地の悪い小さな店舗からスタートして、トライアンドエラーを繰り返し、実験的に検証する手法
ざっくばらんですが、めちゃくちゃ合理的に考えているところが面白い
特に「トータルコストで考える」ことは、営業・設計・積算・申請・施工と、家づくりをトータルで提案するsano-sanoにも相通じる部分があります
恥ずかしながら、sano-sanoは昔からこの手の本が大好きで、すぐに影響を受けてしまいます
「原材料はケチらない」
実際お店は賑わっていて、食べてみて美味しくて、破格に安い
いいものです☆
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2014年09月24日
雨の日のデスクワーク☆
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現場は工事が進行中ですが、今日は雨でデスクワークが中心となりました。
sano-sanoは設計者兼現場監督であり、事務仕事も沢山こなします。
木材や金物など、材料の発注手配、見積もり。
建具屋さん、板金屋さんなど、次工程の職方さんと先を見越した連絡、打ち合わせ。
現場の施工図描き。
経費のまとめや支払い、精算。
他の並行物件への取り組み整理など。
椅子に座ってのパソコン仕事は、多々あるものです。
そして、このクールダウンの作業がやっぱり必要で大切なのです。
煩雑で手間のかかる事務仕事も、ひとつひとつ片付くと、喜びがあります。
デカルト 『方法序説』
私は、ちょっとセッカチな面があるので、時々、以下の一文を読み返すようにしています。
「検討する難問の1つ1つを、できるだけ多くの、しかも問題をよりよく解くために必要な、小部分に分割すること」
つまり、
「困難は分割せよ」 ですね。
数学者であり、哲学者でもあったデカルトの、この現実的な言葉が好きです。
時折、思い出して、目の前の問題に冷静に対処しているかチェックする、そんな一冊です☆
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2014年08月12日
『蔦重(つたじゅう)の教え』
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今回は完全に趣味の話です。
現場移動、昼食、睡眠前などの隙間時間で、『蔦重(つたじゅう)の教え』を読み終えました。
たまたまネットの書評で気になり、アマゾンで即購入です。

蔦屋重三郎(以下、蔦重)という、江戸中期の実在した人物を中心に、歌麿、北斎、蜀山人、平賀源内などを散りばめ、吉原を舞台にした、時代物SFエンターテイメントです。

ここに、50代で左遷宣告された崖っぷちサラリーマン、武村竹男(タケ)が、平成から江戸時代にタイムスリップして…。
蔦重たちとの絡みから、「人生の勘どころ」を書き取り、自分の「あがり」を見つけていくという物語。
今回は本当に単純に楽しめました。

読書は私にとってお酒のようなもの。活字は水ですね。
時々、本を読んでるとちょっとした罪悪感に襲われることがあります。
こんな贅沢な時間を過ごして良いものだろうか…。
気になった教えのひとつ
「〝でも〟とか〝しかし〟なんて言ってる人間は、金言を逃すし、人様に可愛がってもらえない。まずは聞いて、知ってる話や納得できない話でも、ひとまず、〝なるほど〟って聞いてから判断するべきだ」
う~ん…、グサリきましたね☆
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2014年05月23日
アレックス・カー著 『美しき日本の残像』
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GW中から仕事の合間に読み進めていた、『美しき日本の残像』を読み切りました。
著者はアレックス・カー、アメリカ人です。
エール大学、オクスフォード大学で日本学、中国学を修め、日本美術に対する造詣の深さは半端ではありません。

また、徳島県の祖谷(いや)で茅葺の日本家屋を再生したり、京都の廃寺を数年かけて掃除し、住居に変えたりと実践的な試みもしています。

現代日本の田舎の風景、電線とパチンコ屋とコンクリートの構築物には、かつての日本の美しさなどカケラも無いと、絶望的な指摘をしています(ちなみにこの本は20年ぐらい前に書かれている)。
そんな中でも、奈良郊外の室生寺、東大寺南大門、三月堂など、日本にもまだ観るべき風景が残っていると…。
私も、漠としたところのある奈良がとても好きなので、共感出来ます。
こんな面白い本が、アマゾンで90円とは…。
土屋鞄の文庫カバーとPICのボールペンを挿して、隙間時間の愉しみです。
読書は、今の私にとってとても贅沢な時間の使い方です。
今回は特に、良書に出会えた感触が、とても嬉しい☆
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