2023年06月06日
みんなでつくる
富士・富士宮の家づくり、SANO-SANOリビングカンパニーです
注文住宅が得意な、工務店機能を兼ねた一級建築士事務所
「自分の家は自分でつくる」
セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します!

お施主さんご家族、ご友人で壁を漆喰でセルフビルドしました。
皆さん、漆喰仕上げはほぼ未経験です。

今はDIY仕様の道具が多く出回っており、ホームセンターでも安価に購入出来ます。
例えば漆喰を塗るコテは、左官職人が使うステンレスのコテを使うのではなく、プラスチックの薄いコテを使用します。
重さが軽く、何回も手数を使う素人にはちょうど良いのです。

みなさん時間が合う時にバラバラと集まってきて、昼食のおにぎりをつまみながら、ぼちぼち壁を仕上げていきます。
壁に漆喰を載せて、ムラが有りながらもコテで伸ばします。
乾いてしまえば、表面の仕上がりなど些末な事に見え、むしろ味わいが出るのが漆喰の魅力です。
住宅が完成した後、ここの壁は自分が塗ったと、皆さんそれぞれが意識し共有できるのが、みんなでセルフビルドをする醍醐味です。
「コストが下がるほど、思い出が増える」
セルフビルドな家づくり
sano-sanoリビングカンパニーのH.P.
2017年07月30日
企画展「日本の家」に行ってきました!
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週末は、東京国立近代美術館で催されている企画展、「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」に行ってきました!
イタリアやイギリスでも巡回され、日本の戦後住宅建築群が、テーマに分類されつつ、時系列に展示されています。
心が震わされたのは、伊東豊雄さんの中野本町の家のドローイング。
〈中野本町の家〉エスキス
完成された実物や模型を見ると、非常に抽象的な空間が広がっています。
〈中野本町の家〉模型
しかしそのエスキス段階では、この平屋の住宅にかけたエネルギーが迸っています。
他にも、毛綱毅曠さんの反住器、菊竹清訓さんのスカイハウスなど、名作の図面や模型がところ狭しと並べられています。
〈反住器〉ファサード写真
〈反住器〉模型
〈スカイハウス〉配置図
〈スカイハウス〉模型
また、面白かったのは清家清さんの齋藤助教授の家の、原寸モックアップに入れた事です。
雨戸の色合いが渋い!
和室の入口の建具が面白い!
移動式!?収納の高さ、引き出しの多彩さ、素材感が良い!
建具、障子や家具、天井高さ、縁側の幅などスケール感が体感できました。
非常に濃厚な展示に刺激を沢山頂きました!
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2017年07月23日
建築家・宮脇檀さんの「手が考える」展に行ってきました!
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建築家・宮脇檀さんの「手が考える」展に行ってきました!
会場には溢れんばかりの図面やドローング、初期名作のモビィイデックの模型が!
図面を描く姿勢からして、既にかっこいいですね!
手がひとりでに考えるようにならなければダメだ...と、説得力を持って言われているように感じました。
手描き、やっぱり大事ですね!
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2016年02月25日
分離発注によるステンレスキッチンカウンター製作
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9坪ハウス富士市S様邸のキッチンカウンターは、分離発注方式により製作しました。
キッチンは家事の要であり、食生活の基本を作る場所です。
そのため奥様にお聞きしていると、使い勝手のこだわりや機器のリクエストが沢山出てきます。
例えば、カウンターはコの字型に配置し、仮置きスペースを広くとりたい、とか。
浄水器や食洗機はいつも使い慣れたメーカーさんのものを使いたい、とか。
機器の配線や配管はゴチャゴチャせず、天板下にスッキリとまとめたい、とか。
ステンレス板を壁にも貼り、飲食店の厨房のようなメンテナンスしやすいキッチンにしたい、とか。
茶碗やお皿などは吊り収納ではなく、大容量の取り出し易い腰カウンターにまとめたい、とか。
通常のシステムキッチンでは、シンクや天板、水栓、レンジフードなど機器と組立てがメーカーさんによる一体工事となっています。
見積もりを取ると気づきますが、中間手数料などが含まれ、意外と高い印象を受けます。
責任施工なので管理は楽なのですが、クライアントのご要望にもっと自由に柔軟に応えたい...。
そんな場合は、分離発注を検討します。
今回のキッチンは、下地を木(ランバー材)で大工さんに製作してもらい、水栓やシンクなどは機器メーカーから物だけ取り寄せ。
現場監督である私が採寸し、ステンレスの天板は町場の鉄工所さんに製作してもらいました。
天板は、圧着貼りを設備屋さんにしてもらいます。
IHヒーターは、クライアントである電気屋さんによる発注・組立、セルフビルドです。
最後に建具屋さんに引き戸を付けて頂き、完成です。
分離発注は、全体を一度それぞれの部分に分解し、小さく分けて発注、もう一度組立て直すという過程を踏みます。
コストも通常価格の6~7割に落ち着き、何よりも設計の自由度が高まり、クライアントの思い描くキッチンを造る事が出来ます。
分離発注はとても面白い手法なので、私自身も今後積極的に展開していきたいと思います。
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2016年01月03日
1本の鉛筆から
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正月3日は本を読んだりしながら、新規案件のエスキスを進めていました。
真っ新な敷地図に、プランを落とし込んでいきます。
オーソドックスな案を起点に、延々と続けていきます。
エスキスを進めれば進める程、頭の中は熱を帯びてヒートアップしてくるのが分かります。
頭の中で、エスキスという戦争が始まっているのです。
何かの本で、「数学者は数式で夢を見る」というのを読んだ事があります。
宇宙の法則を見つけ出す為に、寝ている夢の中でさえも、数式を解いているのだ...と。
それだけ夢中になれるのは、幸せなことだと思います。
ブログのタイトルは、畏れ多くも丹下健三先生の名著から頂きました。
今年も鉛筆から格闘していきたいと思います☆
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2015年07月21日
「戦後日本住宅伝説 挑発する家・内省する家」展に行ってきました
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週末の連休を利用して、東京都八王子市で開かれていた、「戦後日本住宅伝説 挑発する家・内省する家」展に行ってきました
声を掛けてくれたのは、ますいいリビングカンパニー町田分室・室長の田村さん
巡回展の最終地、展示内容も客足も充実したもので、戦後の日本を代表する建築家16人の住宅が、写真パネルや図面、模型で展示されていました
その中でも、今回私が一際目を奪われたのが、建築家・東孝光さんの「塔の家」です
わずか7坪の敷地に建てられた5層のRC造の住宅は、1/30の模型や、床に描かれた原寸プランから、都市に住まうという建築家の強靭な意思がビシビシと伝わってきました

まさに、挑発する家、戦後住宅の名作です
その他、黒川さんの「中銀カプセルタワー」のカプセル1個欲しい...とか
毛鋼さんの「反住器」のファサードはサイコーだね...とか
丹下さんの「自邸」はやっぱり神殿だ...とか
菊竹さんの「スカイハウス」はアプローチ、プロポーションとも文句無しにカッコイイ...とか
石山さんの「幻庵」は鉄でありながら、チャーミングな茶室だよなぁ...とか
伊東さんの「中野本町の家」の抽象性ってハンパないね…とか
安藤さんの「住吉の長屋」の隣地離隔距離25cmって、単管足場1本分で、よく施工出来たよなぁ…とか
学生時代に戻ったかのように、久々に田村さんとたわいもない建築談義に興奮してしまいました
こういう時が一番ストレス発散できます
それにしても、やっぱり先人は偉大ですね
もっともっと今の仕事にエネルギーを掛けなければ...
書籍も出ていますので、興味ある方は是非☆
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2015年01月21日
割烹料理屋さんに現場調査してきました☆
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I建設さんとのお仕事で、割烹料理屋さんに現場調査してきました!
網代天井の本格茶室
朱丹塗の造作棚
幅600×長さ6000×厚さ120の台檜1枚板カウンター
20年以上前の仕事だそうです
本格的な和の設えの設計・現場管理の大変さが伝わってきます
それにしても、う~ん見応えありました☆
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2015年01月17日
「空間は機能をすてる」
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先日、東京都の国立近代建築資料館で開催されている、「アーカイブにみる菊竹清訓」展に行ってきました!
菊竹さんは、戦後建築史に残る建築家
建築に、時間の経過と共に取り替え可能なシステムを持ち込むなど、現代においても十分に省みる提案を多くしています
エントランスには、菊竹事務所の図面管理が一望できるパネルが展示されています
設計図面の原図が、ナンバリングされた矩形の筒に、整然と収められています
システマテックでカッコイイ!!
好きな言葉ですが、菊竹さんの著書『代謝建築論』に、「空間は機能をすてる」という文章があります
〈空間は機能をすてる〉ことによって人間を開放し、自由を獲得し、精神の高貴を讃え、人間の創造を蓄積し、よく多様な文化の胎盤とすることができるのではないか
回顧映像の中で、「設計は本来、方法論がないと出来ないんです」と仰っていた言葉が印象的でした☆
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2014年11月07日
「東京デザイン会議2014」を聴講してきました☆
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3日の祝日、文化の日は東大で行われた「東京デザイン会議2014」を聴講しました。
パネリストは、建築家の磯崎新、内藤廣、妹島和世、デザイナーの原研哉、深澤直人・・・、とそうそうたる顔ぶれ。
休日にもかかわらず、会場は学生さん達の立ち見で埋まり、すごい熱気でした。
内容は、「都市×情報×移動 の未来を考える」。
渋谷で行われている大規模再開発や、来るべき2020年のオリンピック開催に向け、社会に対してデザインに何が出来るだろう、という根源的な問い掛けと議論、対話がなされました。
都市交通を中心としたインフラ整備状況や、ハロウィンで渋谷の街が若者で埋め尽くされた現象など、硬軟織り交ざった濃厚な3時間でした。
私は磯崎さんの話、身振りを初めて見聞きしましたが、知性の強度というか、本当のインテリの恐ろしさのようなものを肌で感じました。
こういう方が、やっぱりいらっしゃるものなんですね・・・。
sano-sanoも、もっと勉強しないとダメだな(汗)。
それにしても、久々に大学内に入るのはイイものです。
なんか、無性にムズカシイ本とか読みたくなってきました。
学生時代、各大学で行われたシンポジウムや授業などに忍び込んで、話を聴いていた記憶が呼び戻された感じです。
帰りは、前職場での後輩Y君が設計・施工した新築住宅を見学。
新しい素材、新しい納まりを試みて、クライアントにも対応し、頑張ってました。
色んな刺激を受けた、充実の休日になりました☆
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2014年11月06日
TOTOギャラリーの「伊東豊雄展」へ
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先週末の連休を利用して、都内の建築展やセミナーに行ってきました。
まずはTOTOギャラリーの「伊東豊雄展」へ。
台湾に完成した、台中オペラハウスの設計・施工プロセスが、模型やパネルで展示されていました。
詳細で迫力のある、大きな模型が沢山並びます。
伊東さんは、模型作成を通して設計案を煮詰めたり、ブレイクスルーする建築家。
その手法には、共感するものがあります。
中庭には、3次元型枠の現寸モックアップ。
この建物は、内部の床・壁・天井がシームレスでつながり、空洞の3次元曲線が延々と続いていきます。
面白いのは、設計中の伊東さんは、多分、施工の段階のことをそんなに考えていない??のではないか、と思います。
考え過ぎてしまうと、設計の純度が失われ、面白く刺激的な建物にはならない・・・。
「ガウディになりたい・・・」とつぶやいた、伊東さんのような建築家が日本人でいてくれることは、とても嬉しい☆
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