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2014年02月25日

現代建築現場 道具考6 ガラス屋さんのサクションリフター

SANO-SANOリビングカンパニーは 静岡県中・東部を拠点とする、工務店機能を備えた設計事務所です。
「自分の家は自分でつくる」。
セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します。



改修工事の現場管理も、今週を残すのみ。

ここまでくると、2か月もあっという間でした。


今回取り上げる道具は、主にガラス屋さんの道具です。





ガラスや板材は結構重く、また、安定して取り付けるように、吸盤状の道具を使います。



調べてみると、サクションリフターという名前(商品名?)がついているそうですが、主に現場では、「たこ(蛸)」と呼ばれています。



前から薄々、感じていたことですが、建築現場には、動物(生き物)の名前のついた道具を多くみかけます。

思いつくままに上げてみると…、

・ネコ(一輪車)


・トンボ


・トラロープ


また、道具ではありませんが、

・犬走り(軒下の土間部分)


・サル(雨戸などの鍵)


・鴨居


・蝶番



その他にも、鳥の子和紙、モンキー、鳩小屋、馬(コンクリート打設時のポンプ足場)、蛇腹(配管)、鳶職、蟇股(古建築の装飾)、亀腹(塔の基壇部)・・・などなど

もうここまでくると、一つの文化ですね。

職人さんが「ちょっと、モンキー取って~」と言ってるのを聞くと、緊張感溢れるモノづくりの現場が、少し和むのを感じます☆


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Posted by sano-sano at 16:54Comments(0)職人気質

2014年02月22日

現代建築現場 道具考 番外編 道具道楽♪

SANO-SANOリビングカンパニーは 静岡県中・東部を拠点とする、工務店機能を備えた設計事務所です。
「自分の家は自分でつくる」。
セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します。


打ち合わせや現場管理が重なり、久々の更新になってしまいました(汗)。

今回の道具考は番外編として、現場に入っている元気な大工さんについて書きたいと思います。

職人さんには、お喋り好きというか、手八丁口八丁というか、とにかくそういう方々がいらっしゃって、色々とお話しを聴く機会があるものです。

清水出身のこの大工さんは、今年で75歳、大工歴61年という猛者。



「静岡の大工の大会優勝者」という強者。

見てると確かに、現場を速く、綺麗に、ダンドリ良く進めて行きます。

「東京オリンピックの時は、1日で他人の7倍は稼いでた」とか、「弟子が何十人もいるが、未だに弟子には負けない」とか、「道具には人一倍こだわっている、集めるのが好きだ」とか・・・・、まぁ良く話しかけてくれます。



それでも、仕事がやたらと速いので、気持ち良いのですが。

「仕事が楽しくてしょうがない」とひたすら続け、日が暮れたから時間なので、やめて下さいと言うまでノンストップ。




脚立に上ってビス留めするし、3×6のベニヤも4階まで運び込みます。

快活でパワフルで仕事道楽。

こういう先輩が居てくれるのは、嬉しいものですね!

生き方の指針になります。

「老いてますます盛ん」、黄忠の様な仕事ぶりにほれぼれしています☆


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Posted by sano-sano at 16:03Comments(0)職人気質

2014年02月14日

数字・数字・数字

SANO-SANOリビングカンパニーは 静岡県中・東部を拠点とする、工務店機能を備えた設計事務所です。
「自分の家は自分でつくる」。
セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します。



静岡市清水区K様新築工事は、現在、見積もり作成中です。



新築住宅1棟建てるには、様々な職方さんの技術の集合体で成り立ています。

地盤、基礎、大工、足場、野物、サッシ、木製建具、家具、内装、塗装、左官、板金、防水、電気、給排水、衛生機器、ガス、浄化槽、植栽、外溝…



これに、設計者兼現場監督の私、構造設計者、法規の審査官、メーカー担当者などなど、数え上げていけば100人以上の方々と何らかの形で折衝していくことになります。

単純な話ですが、人間や材料が動けば、それだけお金がかかります。

各職方さん、それぞれ相見積もりを取らせて頂き、内容を聞いて決めます。


毎回、家の形や規模、仕様が異なるので、毎回見積もりを取ります。

例えば、海外の自然素材の床材を貼りたいとか、お風呂はFRP防水で仕上げたいとか、足場板を室内の床に貼りたいとか…

仕入先や施工方法など金額にリンクしてきます。


同時に時価も絡んできます。

例えば今なら、消費税の駆け込み需要で野物材(ベニヤや断熱材)が高めであるとか、足場屋さんがなかなかつかまらないとか…


また、仕様を少しズラして使うことにより、金額がバサリと落ちたりします。

これは見積り調整の醍醐味ですね。





注文住宅の場合は、世界で一つだけのオリジナル住宅であることは、間違いありません。

与えられた資金の中で、クライアントに対して、そして一緒に仕事をする職方さんに対しても、満足いける成果を提供すること。

見積もり調整は、シビアで毎回労力を使いますが、夢が現実化していく大切な過程であり、エキサイティングな作業です☆



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Posted by sano-sano at 13:25Comments(0)コストダウン

2014年02月11日

兜展に行ってきました☆

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セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します。



三島市の佐野美術館で催されている、「兜展」に行ってきました。



最終日も近くなり、見たかった展示の為、時間をやりくりして見てきました。

館内へは、素敵な日本庭園やお屋敷を通り抜けていくアプローチとなっています。





いつかこんなお屋敷に住んでみたいなぁと思いながら、歩を進めると、ありました、「兜展」。



主に、戦国時代の武将の兜や、刀などの展示でしたが、これが良かった!

特に、黒田長政の「大水牛」が目を引きました。



写真や絵でしか見たことがなかったのですが、実物の精緻な職人技と渋いエンジの色合いが、素晴らしかった。

生死の狭間に立つ戦場において、目立つことはリスクであると同時に、最大のプレゼンテーションだったと思います。

目立てば、矢面に立ち、危険も多いけれども、同時に名を上げるチャンスも多かった。

目立つことを恐れては、いけませんね☆


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Posted by sano-sano at 10:58Comments(2)趣味

2014年02月10日

現代建築現場 道具考5 大工さんのレーザー

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「自分の家は自分でつくる」。
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本日は、現代の大工さんの力強い相棒、レーザー(水平器)です。



改修工事の場合、床や壁が必ずしも水平、垂直ではありません。

このため、矩(かね、直角のこと)の基準をどこに採るかが重要になります。



今回の大工さんは、カメラの三脚にご自身のレーザーを固定して使ってますね。

床を基準に、赤いレーザー光線が水平と垂直に現場内を直進します。



少しアブナイ赤い光線に、いつもきれいだなぁと感じます。

レーザーの当たった壁をマーキングし、もちろん墨壺を使って墨出しします。



ただ、現場の古老の大工さんから言わせると、「本当は水盛りのほうが一番しっくりきて、正確なんだよねぇ~」と。

マジかっっ!

「水盛り遣り方(みずもりやりかた)」って例のアレですか?歴史の教科書に載ってた!




江戸時代じゃん(もっと前か)!


考えてみれば、水は一番身近な素材で、外気圧が一定で水頭が同じということは、水平ということだから…。



確か、ベルヌーイの定理かなんかだったような…。





何百年も続く、現場の実学。

シビレますね!

そんな懐深い、建築現場が大好きです(涙)☆


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Posted by sano-sano at 11:17Comments(2)職人気質

2014年02月09日

片岡球子さんの富士山

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仕事の合間に、ちょっと休憩。

片岡球子さんの画集で、富士山に癒されてます。



ボ~っと観てる時は至福ですね。



風貌シリーズもイイですね~♪

数年前、都内で展覧会があった時に大きな実物を観て、その配色と力強い線に圧倒されました!



足利尊氏とか、モチーフの選定が一筋縄でいかないところにも共感します☆



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Posted by sano-sano at 23:12Comments(0)趣味

2014年02月08日

雪景色

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富士宮は雪が積もりました。

備忘録の為、この風景を撮っておきたいと思います。

雪景色が似合う建築を、いつか造ってみたい☆



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Posted by sano-sano at 19:00Comments(0)生活

2014年02月04日

現代建築現場 道具考4 設備屋さんのダクトカッター

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今日も朝から現場です。

職人さんの腰袋には、それぞれの職方の道具が、すぐ取り出し易いようにセッティングされています。

良質なものづくりをサポートする、魅力的な袋です。

装飾がなく、実用性のみで貫徹されているのが、また良いのでしょう。


今回は宅内の給水・給湯配管工事を行う、設備屋さんの道具。

ダクトカッターです。



これには、塩ビの角ダクト(正確には下地材)を切っている時に遭遇!

その早業と、切り口の美しさに目を奪われました。



まるで羊羹を出刃包丁で切った時のように、サックリ切れます。



多分、職人さんにとっては、もう何百回以上もあたりまえのように繰り替えされた作業でしょうが、初めて見る人間にとっては新鮮です。



よく使われている道具には、道具自体が輝いている魅力があります☆


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Posted by sano-sano at 16:09Comments(0)職人気質