現代建築現場 道具考3 内装屋さんのトリマー

sano-sano

2014年01月30日 12:38

SANO-SANOリビングカンパニーは 静岡県中・東部を拠点とする、工務店機能を備えた設計事務所です。
「自分の家は自分でつくる」。
セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します。



今回取り上げるのは、床のクッションフロアー貼りです。



下地のベニヤの上にロール状のシートを糊付するのですが…。



難しいのは、壁との取り合いや、コーナー部分のカット。

ここをどう処理するかが、仕上がり具合に影響してきます。

そこで登場するのが、トリマーという道具。



よく見ると、カッターの刃が内蔵されており、これで気持ちよく、サクッと綺麗に切れます。



小さなアイテムですが、内装屋さんにとっては必須の道具で、なにより使い込まれ、手になじんだ感じです。




内装屋さんや大工さんの話では、刃を研ぐのは早朝の仕事だったと。

夜は次の日の段取りや仕込みの作業があり、日中は工事があるため。

また、作業中にメンテナンスを行うのは、職人としてはありえなかったそうです。

それこそ、親方に怒られたと。

こういった、現場に潜む話を聞くのは楽しいものですね。

年配の職人さん方は、それこそ楽しそうにお話してくれます。

現場監督冥利に尽きることです☆


セルフビルドな家づくり☆  sano-sanoリビングカンパニーのH.P.



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