セルフビルダーとの遭遇  現代のロビンソン・クルーソー

sano-sano

2014年10月12日 08:11

SANO-SANOリビングカンパニーは 静岡県を拠点とする、工務店機能を備えた設計事務所です☆
「自分の家は自分でつくる」
セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します!




HPより、1通のメールを頂きました。


「隣の敷地にセルフビルドで3坪程の小屋を建てました。

設計、刻み、組み立てを友人を交えて実施し、作る喜び、楽しみを十分味わうことができました。

新規住宅の規模は28坪程度。眺望が良いため、2FをLDKにし、南にはデッキを併設したいです。

家族構成は私と妻の2人。先月リタイアしたので時間はあります。

塗装、漆喰塗りだけでなく、もっと多くのことをセルフビルドしたいと考えています。

具体的には、床の合板、フローリング、壁の断熱材、石膏ボード張りなど、アスファルトシングルであれば屋根の施工も可能と考えています。

一度、お話させていただけませんか。」



こういうメールを送ってきてくれる方は、どんな方だろう、という好奇心の赴くまま、静岡県伊東市まで行ってきました。

片道3時間。



海に開けた眺望の良い分譲地。



その一角に、建物は忽然と建っていました。







外壁の土壁仕上げ、塗装、デッキ制作、内部の建具枠加工、漆喰仕上げ、無双窓、雪見障子、階段箪笥・・・





インターネットやホームセンターを駆使し、「建具はくれたのを付けたんだよ、電気工事は友達がいてさぁ~」とのこと。

家づくりに対する思いがめいっぱい凝縮した、小さいながらも魅力的な、オンリーワンの建築です。



クライアントのKさんは、早稲田大学の機械科を卒業され、今年まで東京のメーカーに勤務された方。

大学は、私の先輩にあたります。

「早稲田かぁ・・・。そうだろうな、こういうことを考えて、実践してるのは・・・、早稲田っぽいなぁ」と、妙に納得しつつ、お話しを伺いました。



聞けば、既にハーフビルドで見積もりをとったのですが、予算が合わなかったとのこと。

私は、「完全分離発注」ならば可能でしょう、とお話し致しました。

つまり、Kさんが自営で、まさにセルフビルドで、工事を仕切ると。

ただ、設計の申請や、木造躯体のプレカット、大工手配、構造強度や金物チェック、一部建材(サッシ)の発注など、私が施工面で様々にサポートする必要があります。



遠隔地で傾斜地、そしてコストという条件を、どうクリア出来るのか。

まさに、「自分の家は自分でつくる」を地で行くこのクラインアントに、家づくりの道筋をどのように組み立て、提案出来るか、模索したいと思います☆



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