富士山の案内人 御師(おし)の住宅

sano-sano

2013年12月22日 20:19

SANO-SANOリビングカンパニーは 静岡県中・東部を拠点とする、工務店機能を備えた設計事務所です。
「自分の家は自分でつくる」。
セルフビルドによる、参加型家づくりを提案します。



久々の更新になってしまいました(汗)。

敷地調査のついでに、富士吉田市で御師(おし)の住宅を観てきました。



御師は、富士山に信仰登山する人々を自らの住宅を宿坊として提供し、登山のお世話をしていた人々です。

富士吉田市には、北口浅間大社があり、主に江戸から甲州街道を経た登山客で賑わいました。




御師の住宅は、細長い敷地に、主屋と裏座敷が廊下と中庭を介して前後しています。



奥に長く長く、部屋が繋がっています。





北口浅間大社までの上り参道の両脇に、短冊状の御師の住宅(下の写真の黄色部分)が配置されています。



参道は昔、階段状になだらかに登っていたそうで、その段分の幅が、御師の敷地の幅(短手)だったそうです。



内部は、護符や登山装束などの展示もされていました。





久々にデザインサーベイを地で行くような、街並みに出会えました。

山への信仰が歴史となって、意味のある形態に帰結した、わかり易い事例です☆


セルフビルドな家づくり☆  sano-sanoリビングカンパニーのH.P.



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